節目 [ロンドン生活]
北海道を去る時、そして台湾を去る時にも感じたのだが、どうもながく住んだ場所を離れるのはせつないものだ。7年間過ごした心のふるさと北海道、そして一年過ごした食い倒れの街台北とちがって、何かと自分とはそりのあわなかったロンドン。こんな街でも、ながく住んだら(なんと5年!!!)どこかに愛着というものが芽生えてくるのだろうか。
「切り替え」という言葉がふさわしいかもしれない。そしてそれは場所と時間が変わることで、いずれ自動的に切り替わる。それが切り替わってしまうまでがどうにもせつないのだ。
気がつけば7月も末になっていた。8月中旬に帰ると言っていたが、その時期って日本はお盆で、もう飛行機の切符とれないのではないか(笑)。「こんな街早く引き払いなよ」。一方でテロ事件に帰国をせかされるように、そして同時に、慣れきってしまったロンドンのこの時間の経ちかたが永久につづいてていくような、そんな感覚が同居している。
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