一瞬の時間 [その他諸々]
一瞬の時間のことを刹那（せつな）という。もともとはサンスクリット語で仏教の用語だ。広辞苑によると、指をはじく一瞬の間には６５刹那あるという。
昨日同級の友人と共に、卒業した中学・高校を１６年ぶりに訪れた。今年は俺が同窓会の忘年会幹事を任されているので、恩師の先生方にその案内に行ったのだ。先生方の懐かしい顔を見て、はなしをする。在校の中学生・高校生達の若く明るい顔を見る。当たり前のようにみなぎるエネルギーを感じる。運動場、新築された校舎、「シュミレーションゲーム」に出てきそうな中庭（笑）、食堂、体育館。
一瞬、自分が今どこにいて、何をしているのかわからなくなる。
まるで時間軸と空間軸の割れ目に落ち込んだような
そんな眩暈を覚える。
これは錯覚なのだろうか。
何かが起こるとき、それはゆっくりと起こる。
ゆっくりと、漠然と、何かが起こっているかもしれないと思う。
あるとき、それがはっきりとした確信をともなって
確実に起こっていることを知る。
それ意識する時、
それを自分が知るに至った時間が
本当に一瞬の間に起こったことに気がつく。
その一刹那は、驚くほど短い時間だが、
その間に起こったことを識ることは、
さらに得難い。
＜今日のひとこと＞
「謙虚な挑戦者であれ」
（昨日母校の校長より頂いた言葉）
謙虚な挑戦者
いい言葉には、ついつい反応してしまいます。
いい先生に巡り会えて幸せモノですね★
by allen (2005-12-13 12:50)
ご無沙汰しています。今年の夏昭和記念公園バーベキュー大会で
お会いしました。
刹那に何かを知る。その瞬間がそろそろ訪れて欲しい、
訪れる気がしている今日この頃です。
by せりざわ (2005-12-13 14:03)
わしらがおった頃の校長先生は何かにつけて「志（こころざし）」と言っとっちゃったが、今思えばなんとも含蓄のある言葉よのお。ええ校長先生いうのは何十年も心に残る言葉を吐くもんよのお。
by しょちょう (2005-12-14 00:55)
謙虚な挑戦、志、いい言葉です。どちらも他己との比較でなく、自らの意志を自分の中から見つける点で、自己との対峙なんだろうと思います。
by usagi (2005-12-14 03:03)
allenさん。校長になられてからも、以前と同じ謙虚な方でした。
せりざわさん。おとずれる気がしているのなら、それを知るのは近いのかもしれませんよ。
しょちょうさん。「志」ですね。子供の時はわからなくても、あとからその言葉の意味が分かってくるというのはありますね。
usagiさん。おっしゃるとおりですね。それは同時に己を知るということであるのかもしれません。
by 三平太 (2005-12-18 14:38)