父 [その他諸々]
夜中になにか怖くて目覚める。昔はよくあったが、最近はそんなこと忘れていた。
子供の頃からこういう夢を幾度となく見続けてきた。きょうはそれを久しぶりに味わった。
この夢は、この世の終わりかと思うほどに、ぞっとするほど怖い。今日は自分を励ましながら、この恐怖が過ぎ去るのをじっと待った。
午前3時過ぎ、恐怖は去ったが寝れないので、2階の寝室から下の台所に降りる。寒いので自分の勉強部屋に戻る。
台所の方から物音が聞こえてきた。俺が台所に行くと、父親が立っていた。物音が聞こえたので起きてきたのだという。薄暗い台所で、前の日に母がこしらえてくれた甘酒を暖めながら、父と話しをする。
今までに、こんなおだやかな気持ちで、父親と話をしたことがあっただろうか?
俺は、子供の頃よく泣いては起き出してきて、父親のひざの中で寝入っていた話をした。さみしかったんだろうといった。
すると父が、にこにこと笑いながら「父さんと一緒に寝るか? ひざの上で寝るか?」と言った。そしてひとこと「大丈夫よ」と付け加えた。
俺は「ああ、日本に帰ってきて良かった。生きていて良かったな」と思った。
何気ない会話が新鮮なんだよね★
でもこういう気持ちいい脳波が出る
何気ない会話って親としかできない。
僕は帰ってきてそれに気がつきました。
by allen (2005-12-20 14:56)
そうなんすよねー。こういう気持ち良い脳波にすこしずつ慣れてるところです。小津安二郎っぽくて好きです。
by 三平太 (2005-12-20 21:05)