卒業判定会議と夕食会（１） [ロンドン生活]
今日はうちの学科の４年生の生徒と先生達で会食があった。卒業を前にして大学が生徒に食事を振る舞うというのは、ロンドン大学SOASの中では中国語科のみの恒例行事だ。５時から大学の本館の一室にて、紅白ワインやジュースなど飲みものが出され談笑する。その間、うちの学科の担当教授が一人一人生徒を廊下に招きだして、それぞれと成績のことについて微妙な会話を交わす。
それというのも、この会食に先がけて、学科内での成績の判定会議が今日行われていた。つまり、我々が到着しているこの時点で大学の総合成績は「確定」しているわけだ。４年生にとってはまさに卒業判定会議にほかならない。というわけで、どうしても集まっている先生達の顔色が気になる。しばらくすると俺の番がきた。手招きする教授に従って廊下に出る。
教授 「んー。どう思う？」
俺 「どう思うといいますと、、、？」
教授 「いや、ほら、成績のことだけどね」
俺 「卒業時の総合成績のことですか？」
教授 「うん、そうだね。どう思う？」
俺 「うーん、『優』がとれていれば最高ですし、『良』であっても満足です」
教授 「なるほど、そうだね、そのいずれかである可能性は極めて高いね。そのうち前者である可能性も高いね」
この時点で、教授の顔も少し赤らんでいて、俺も多少酔っぱらっているので、微妙な会話がさらに微妙になる。ポケットから小さく折り畳まれた紙を開いてちらちらと眺めながら、にこにこと話しかける。
教授 「ここに書いてあるんだけど、見せられないからねぇ」
最終試験の結果は６月３０日に校内に掲示されることになっている。あくまでもそれが公式の発表であり、生徒は最終的にはその日を待たなければならない。ただ、中国語科に限っては、正式な発表の前に教師と生徒が夕食をともにし、非公式に結果を「ほのめかす」というのが伝統となっている。つづく
っていうことは半ば卒業確定っていうこと？よかったじゃん！
by いとけん (2005-06-22 11:58)
いとけんさん、こんにちは。そうなんです。非公式ですが卒業確定なんです！応援していただいてありがとうございました。これで故郷に錦が飾れます（ｗ っていうか、いや、ほんと、まじでうれしいっすよー！ いやー最高です。
by 三平太 (2005-06-22 21:29)
おおおおおお！優って、ファファファーストってことですかー？やりましたね、おめでとう！
by しょちょう (2005-06-25 00:12)
しょちょうさん、賛辞まで頂いたうえに期待を裏切ってしまい申し訳ないですが、ファーストなんてことはないです（ｗ 日本語の対応区分については以下のようにしています。
「優の上」 First（７０以上）
「優」upper-second（６０ー７０）
「良」lower-second（５０ー６０）
「可」third（４０ー５０）
「不可」fail（４０以下）
Firstはやはりdistinction級で、僕にとってはupper-secondでも「優」に値すると思ってこう書いたのですが、紛らわしいので（笑）「優」「良の上」「良の下」「可」「不可」という風にしたほうがニュートラルでいいかも知れません。
by 三平太 (2005-06-25 21:03)