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「年寄り列伝」をしたためんとす -- 年寄りから文化を継承す [年寄り列伝]

年寄りの昔話が好きだ。たとえばこんなはなしが大好き。萱野(かやの)茂さんはアイヌ民族出身としてはじめて国会議員になった人。10年以上前の冬に一度、二風谷(にぷたに。日高支庁平取町)を訪れたことがあるが、萱野さんには個人的にお会いしたことはない。僕は北海道に7年住んだ。アイヌの少年が年上の人にいろんなことを教わりながら、成長していく様子が、想像していてたのしい。

僕は寺に生まれ育ったということもあって、年寄りになじみが深い。年寄りに囲まれて育ったせいか、子供の頃から年寄りものの話に弱く、ぼけ老人と孫の男の子のふれあいを描いた加藤嘉主演の「ふるさと」なんかにはすごく感動して、子供の時に見た映画なのに、今思いだしてもぐっとくる。「そんなことを言うとるから爺(じい)はぼけとると言われるんじゃぞ」。孫の辛辣な言葉にはっとする爺。爺は孫を河の上流に魚釣りにつれていき、とびきりの秘密の場所を教えてやることにする。

核家族化が進み、多くの若者たちにとっては年寄りとふれあう機会がどんどん減っているような気がする。と言うわけで、今まで出会った年寄り達について書いてみることにする。年寄りから聞けるはなしは、恐くて、おもしろくて、どきどきしてディズニー映画なんかより1000倍おもしろいぞ(笑。


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makiri

萱野氏の葬儀は明日です。
突然の悲報に、ただただ淋しく思うばかりです。
生前は本当に本当にお世話になりました。
あの大きな手を思い出すと切なくなります。
もう一度、私の成長を見て欲しかったし、三平太氏も紹介したかったです。

アイヌプリの葬儀(アイヌ式の葬儀)ができる方がもういないというウワサがあります。
生前はアイヌプリの継承に情熱を注いでいた萱野氏。
葬儀は。。。

ウタリの一人が、これはアイヌ文化の葬式だと言ってました。
私は南北の塔で自分にできる限りのアイヌプリでポクナモシリ(ニライカナイのような場所)へ魂を送る祈りを捧げたいと思います。
by makiri (2006-05-12 01:40) 

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